October 21, 2014

和歌山・味のある建物案内・その3

ふらりと和歌山県最西端の地を訪れてみた。日の岬である。ここは国民宿舎があり、その一帯が「日の岬パーク」になっているらしい。最南端の潮岬は何度となく訪れている。最西端の日の岬はどんなもんだろうか。

ぐるぐると岬の道を上ってゆく。見晴らしはいいけれどRのきついコーナーが続くので、まるでF1モナコGPの気分だ。スピードは10分の1程度だけれど。坂を登ると駐車場があった。駐車場にカブを置く。背後にピンク色の建物があった。

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カラオケルームだった建物だった。うち捨てられた什器がもの悲しい。

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「乾きを癒やし、弱気を挫く」ドリンクコーナーだったのだ。それも今は昔。挫けてしまったのだろうか。右手の建物を目指して登ってゆく。アメリカ村資料館があった。

日の岬の手前には、アメリカやカナダに移住した人たちが日本に戻ってきて定住した人たちが暮らす地域がある。その名もアメリカ村という名前で、同名のバス停もあり、北米風の平屋のシンプルでモダンな家が今も残っている。ちなみにこのアメリカ村資料館の一部はカナダ資料館でもあった。

この資料館では、「王貞治&ハンク・アーロン展」が開催されていた。

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しかし、日曜日だというのに全く人の気配がない。先っぽに惹かれてやってくるのは間抜けなライダー約一名のみということか。資料館の中には展望台やレストランの表示はあるが、扉が閉まっており、明かりも点いていなかった。

資料館の外にはこんなものがあった。

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「ケープトレイン」という遊園地の乗り物のようなものだ。モノレールだったようで、半径200メートルほどの弧を描くように、その資料館の周りを小さなレールの軌道が残っている。一回300円。残念ながら車体は残っていなかった。

岬の高い部分で見晴らしの良い場所なので、昔は賑わっていたのかもしれない。しかし、今は…。くどいようだが、人の気配がないのだ。私は人の気配を求めて、国民宿舎に足を踏み入れてみた。

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「日の岬シティーホテル 日の岬国民宿舎」と書かれている。「日の岬」の書体がレトロでいい。入り口の張り紙には日帰り入浴が500円と書いてある。一風呂浴びて行こうか。

しかし、フロントもロビーも誰もいない。薄暗いお土産屋さんをちらりと覗いて、カウンターのベルをチーン!と鳴らすと、のれんの向こうから従業員のお姉さんが出てきた。よかった人がいた。入浴したい旨を告げてお金を払うと、エレベーターで3階に上がって、廊下を突き当たりまで歩いて、もう一階分階段を上がって下さいとのことだった。ふむふむ。

ごぅん、と音を立てるエレベーターで上がり、昔の匂いがする廊下を歩く。部分的に赤い絨毯が敷いてあったり、案内の文字が明朝体で、紫のプラスチックの板でできた文字を、白い板に貼ってあったりして、全体に懐かしい。

脱衣場もこんな感じだった。

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一体いつの時代からそこにあるのかと思わせる自転車をこぐ健康器具。マッサージ椅子は機能していないようだ。天井の扇風機は力なく風を送っている。

浴室内はこんな感じだった。

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窓ガラスに水をかけるとくもりが取れ、眺望はよかった。ちなみに女湯からは朝日が、男湯からは夕日が見えるらしい。

500円で貸し切り展望風呂を満喫し、ロビーに戻る。しかし、やはり人はいない。館内も静かなので、もしや私しかいないのでは?と思ってしまった。カウンター越しに「ありがとうございました〜」を声をかけると、さっきのお姉さんが出てきて挨拶をしてくれた。

結局、そのお姉さんしかいなかったのかもしれない。こんなに人がいなくて大丈夫なんだろうか?と大きなお世話ながら心配してしまうのだった。

サイト「じゃらん」によると素泊まり4000円から、二食付きでも7000円くらいで泊まれるそうなので、レトロ好き、昭和好きの方々は是非泊まってほしい。街の喧騒を逃れ、雄大な海と空を満喫し、大浴場をほぼ独り占めできるのだ。消えゆく昭和のレジャーブームの面影を味わえる、こんな宿は貴重だと思う。


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October 20, 2014

和歌山・味のある建物案内・その2

しかし、いい天気だ。青い絵の具をべたっと塗ったような空に緑の木々。暑くもなく、寒くもなく、絶好の物見遊山日和だった。

「この奥」という電飾看板が脇道を指さしている。「どれどれ」とそちらに進む。

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脇道を進むと廃墟と化したドライブインが。窓は割れており、明らかに廃墟だ。しかし、傍らに停めたクルマの屋根に布団が干してある。古ぼけた布団ではなく、日常使われている新鮮な布団だ。

クルマか廃墟に人が住んでいるのだろう。私はすすすと立ち去った。

気を取り直して南へ進む。昔懐かしい感じのモダンな旅館があった。秋の空に静かにたたずんでいる。

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ここは廃墟ではないと思うけど、いまいち人の気配が感じられなかった。まあ、平日だし、観光地でもビジネス街でもないし、お客さんが極端に少ない可能性もある。

翌日も秋晴れだった。のんびりと青空の下を流す。ふと、道ばたのガソリンスタンドに立ち止まった。

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抜けるような青空と錆びたガソリンスタンド。ちょっとしたオブジェのようだった。とにかく静かで、信号が青になってしばらくすると、行き交うクルマの音さえ聞こえなくなる。

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灯油のスタンドが今にも緑に取り込まれそうだ。そして、事務所もしかり。

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屋根のガソリンのポンプが設えられた部分に錆が進んでいる。

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いつか、結構近いうちに崩れ落ちるのではないかと、ざわざわした。熟した果実がぽとりと落ちる寸前に出くわしたような気持ちになった。

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いつまでこのガソリンスタンドがここに残っているか分からないけれど、形があるうちに見ることができて良かったと思った。

さて、次はどこを見学しに行こうか。(その3へ続く)


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和歌山・味のある建物案内・その1

突然だけど、和歌山に住んでいる。

和歌山県は関西人にとってはミカン狩りや高野山、白浜へ海水浴などで割とイメージが湧きやすい場所ではあるけれど、正直関西以外の人にとっては、「どこ?」というレベルではないだろうか。そこで、和歌山県とはどういうところなのであろうか。数字を見てみた。

・人口は97万人
・面積の8割は山
・みかん、梅、はっさく、山椒、柿の生産量日本一

人口97万人というのは世田谷区(89万人)より少し多く、横浜市(371万人)と比べると1/4程度。県を区や市と比べるというのも変だけれど、まあそれだけ人口密度が低いことが分かる。

よって、色んなものが普及しておらず、JRでICカードが使えるのは和歌山駅くらいで、それより南はICカードが使えないばかりか、自動改札もなく、無人駅が多い。高速道路も途中から対面通行の一車線なので、そんなに高速で走れない仕様になっている。もとより、海沿いをぐるっと走るメインの国道42号線もほとんどの区間で対面通行一車線である。

そんな和歌山県だが、私のような趣味の人間には楽園のような場所だ。人が少ない、地元の食べ物が豊富で安くて美味しく、バイクで走り放題、古い建物観察し放題。秋晴れのある日、愛車スーパーカブ90でふらりと建物を見学に行ってきた。

さて、まず見に来たのは「オートスナック由良苑」だ。しかし、営業していない。俗に言う廃墟である。

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廃墟なのに扉が開いている。緑に取り込まれそうになっている入り口が、かぱっと口を開いている。深呼吸して中に入ってみた。

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ツタの葉がうどん・そば自販機に導く。

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ひっそりと息をひそめるうどん・そば自販機。残念ながら稼働当時の価格は確認出来なかった。

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隣にはカップコーヒーのベンディングマシーンと、お金を入れて扉を開く形式の自販機が。

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たばこの自販機は壁に埋め込んである。

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しかし、雑然としている。床にはゴミやほこりが散乱し、窓から差し込む陽光に揺れていた。

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この場所も賑わっていた時代があったのだろう。壁の注意書きが何とも言えない気持ちにさせる。

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トイレだけ使って、何も買って帰らない客に業を煮やしていたのだろう。しかしまあ、観光バス1台で3000円徴収はちょっと無理があるように思える。ここは本当にこの建物しかなく。あとは道路とトンネルと雑木林だけなのだ。

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うどん、寿司・弁当、ハンバーガー、コーヒー、ジュース、ビール・おつまみ。手書きの看板のそれらの文字に大らかな時代を感じる。昔はでたらめだったんだろうなぁ。

気をとりなおして国道42号線を進む。(その2へ続く)

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March 31, 2014

小さなことから大きなことまで、明日から変わること。

明日から消費税率8%になるなど、いろいろと日常生活に変化がありそうだ。そこで、自分なりに影響がありそうなことを、まとめてみた。

◆レターパックがそのまま使えなくなる。

いきなり関係ない人には全然関係ない内容。オークション民には地味に面倒になる。レターパックとは、以前エクスパックと呼んでいた定額で日本全国どこへでも送れる郵便局のサービスが元になっている。レターパックが500円、レターパックライトが350円。重量や厚みに制限があるけれど、中に入って封ができれば追跡ができる形で送ることができる。

それがどちらも10円アップするらしい。今手元にあるレターパックには10円分の切手が必要になるとのこと。

もし、これを知らずに4/1以降に追加の切手を貼らずに出すと、おそらく受け取り側が不足分を支払うことになるor料金不足で戻ってくるのどちらかになるだろうから、オークションなんかの場合「非常に悪い」の評価をもらう恐れがある。

その他、封筒は80円が82円、はがきは50円が52円など、消費税税率変更は価格に反映されている。詳しくはこちらで。

◆大阪市営地下鉄とバスのしくみが地味に変わる。

大阪近郊に関わりにない人には関係ない内容。でも、改善なんだか改悪なんだかよく分からない変化があるようなので、まとめてみたい。

まず、初乗り金額は値下げして、200円が180円になる。だがしかし、2区以上は値上げになる。値上げによる乗り控えを、短距離の値段を下げることによって、短い距離でも乗って貰おうという方向性だろう。まあ、これは分からないでもない。地下鉄って、駅間が短いことが多いので、1駅くらいなら歩いても別にって距離だからだ。しかも地中深いと、上がったり下がったりしてる間に横移動すれば次の駅についてしまような気がする。

しかしまあ、大阪市営地下鉄のPRは「1区を値下げします!」とでかでかと書いてあるけど、「2区以降は値上げです!」とはアピールしていないようだ。大阪的と言えばそうなんだけど。

具体的な料金はこちら

あと、へぇと思ったのが、地下鉄・バス間の乗り継ぎ券が廃止されるとのこと。これは、地下鉄からバス、バスから地下鉄、バスからバスに乗り継ぎする際、降車時に申し出れば乗り継ぎ券というものをくれていた。これを持っていれば、バスと地下鉄の乗り継ぎなら、乗り継ぎ先が100円引きになり、バスは乗り継ぎ先が無料になるサービスだった。

大阪市内には電車不毛地帯が海沿いを中心に多々あり、個人的には便利に使っていた。

例えば、港区在住の際、WTC近辺に勤めていたのだが、朝は地下鉄、帰りは市バスを使っていた。こうすると、乗り継ぎ扱いになるらしく、帰りの交通費が100円で済むのだ。これは、乗り継ぎ時間が制限されていなかったので、行きに回数カードで乗ると、地下鉄に乗ったことが記録され、帰りに同じところからバスに乗ると、先の記録を引き継いで、勝手に100円になるので知ったのだ。

後に、現金払いでも申し出れば乗り継ぎ券をくれるので、同じ運用ができることを知った。なので、「行きは地下鉄、帰りバス」を活用し、貧民非正規雇用者は交通費を節約していたのだった。

この制度は、ICカード類では継続して運用されるとのこと。なのでPitapaや回数カードで乗るのがよさそうだ。

◆領収書に収入印紙を貼るのは5万円以上から。

今までは3万円以上だった。これが気になるのは、バイクを買うときに、前金や残金を払うたんびに領収書を切って、印紙を貼ってくれるんだけど、それが地味に勿体ないなあと思っていたからだ。これが、5万円以上で貼るように変われば、中古の原付なら、印紙なしでギリ買えるかもしれない。

もっとも、「前金は30万円以上」のようは外車ディーラーとかには、あんまり関係ない話なんだろーけど。

そもそも、収入印紙って一体何なんだろう。貼ったからと言って、どやねん?と思ってしまう42歳なのであった。

詳しくはこちら

◆日本もハーグ条約に加盟

レターパックや大阪地下鉄、収入印紙から、いきなりハーグ条約。振り幅がおかしい気がするが、個人的に気になったので。

ハーグ条約は国際結婚をした夫婦に子供が生まれて、その後離婚。片方が子供を連れて自国に帰った場合、その子供が元の国に戻れるように定めた条約だ。子供の人権に配慮した条約で、今までG8加盟国で日本だけ加盟していなかったらしい。「子供は親の持ち物」的な考え方が根強い日本らしい。

このハーグ条約に加盟することによって、日本に住む国際結婚一家、海外に住む日本人を含む国際結婚一家には以下のような権利が認められる。詳しくはこちら

日本に住む国際結婚一家の場合、離婚して片方が子連れで国に帰っても、その子供は日本に戻ってくることができる。日本に残った片方の親と会うことができる。

海外に住む日本人を含む国際結婚一家の場合、離婚して子供がいる場合に、「子供を連れて日本に里帰り」ができなかったのが、できるようになる。何で今までできなかったのかと言うと、本人は里帰りのつもりでも、向こうの感覚では「連れ去り、戻ってこない可能性がある」と判断され、子供の出国許可が下りないケースがあったのだ。

これは地味に問題が多かった。私が留学してたころは、日本人女子留学生は、結構な割合で現地人の男性と結婚して、そのまま居着くパターンが多かった。このパターンだと、日本人女子は学業半ばで妊娠して、学校を辞めて子供を産んで専業主婦になるケースが多々あり、英語もおぼつかない状態で現地に住むことになり、職に就くこと自体が非常に難しくなる。

そこで、離婚などしようがものなら、子供はいるわ、自分は英語をしゃべれないわで仕事はないわで、いわゆる積んだ状態になるわけだ。そこで、「もうダメ…。子供を連れて日本に帰ろう。親もいるし。」となったとき、日本がハーグ条約に加盟していないことで、子供を出国させられなくなるのだ。だからと言って、頼れるのは元旦那くらいで、その旦那に子供を預けられるくらいなら、離婚などせんわ!というのが実際のところだろう。

というようなケースを見てきたので、今回の日本がハーグ条約に加盟したことは、喜ばしく思っている。子供は親の持ち物ではない。私が間借りをしていた家のお母さんは、「子供は神様から、『あんた育てなはれ』と、預かった預かりもの。私は子供たちが良き人になるための準備を任されたのです。」というようなことを言っており、非常に感心した記憶がある。

「子供がいないと将来不安でしょ?誰に面倒見てもらうの?」みたいなことを、子供のいない夫婦に言うことが普通である日本とはエラい違いだ。こういうところはほんとに昭和だなーと思わずにはいられない。

そんな感じで長くなったけれど、明日からいろいろと変わる。消費税率が上がることのネガティブ面だけが取りざたされているが、10万円の買い物をするときに3000円変わるだけである。それなら、ATMの手数料がかかる時間に下ろさないとか、食べ物を買いすぎて腐らせないとか、ちょっとした工夫で、ナンボでも取り返せる金額だ。

…と貧民ながらも、トイレットペーパーが売り切れた棚を見て思うのだった。

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March 30, 2014

どうなん?イオン格安スマホ。コミコミ毎月2,980円【検討編】

今朝目を引いたニュースはこれ。「イオンが格安スマホ 端末・回線、月2,980円」という日本経済新聞のニュース。

・端末代と定額ネット接続、通話基本料の合計で月2980円(税抜き)
・2年間の契約期間中にやめても解約金はとらない

というのが売りのようだ。いろいろと詳細を知りたいところだが、全文は会員登録をしないと読めないので、調べてみた。

すると、以下のようになるのではないかとのこと。

・端末はNexus4
・プランは日本通信の「スマホ電話SIM フリーDataプラン」
・解約金は取らないけれど、端末代金の残債は払う必要がある

その前提で考察してみると、事前に知っておきたいことがいくつかあるようだ。

・端末側は高速通信(4G、LTEなど)に対応していない
・通信速度の200Kbpsは(今となっては)それなりに遅い
・上記プランだとすると、端末代金は(2,980-1,560)x24=34,080円

また、初期費用がいくらになるのかもチェックしておきたい。現状では、今のキャリアからのMNP転出手数料が2,100円。新規契約手数料が3,150円。

プラス、結構な落とし穴なのが、今のスマホを「実質ゼロ円」などで分割購入している場合。この場合、2年は契約を継続するという前提で割引が施されている。つまり、iPhone5S 64GBは定価が90,720円。本来なら毎月3,780円を端末代金を24ヶ月、払うことが前提になっている。

なので、もし今持っているスマホを契約から2年以内に、このイオン格安スマホに限らずMNPすると、この端末の残債が3,780円x(24ヶ月-使った月数)だけ、一括で支払う必要がある。もちろん、月々割や月々サポートでの割引もなくなるので、正味の金額だ。また、2年契約の途中で解約する違約金が1万円前後必要になる。

以上を勘案すると、今スマホを使っていて、今の端末にしてから2年以内かつ、分割払いで購入している場合にMNPでこの「格安スマホ」に乗り換えるとなると、2,100+3,150+10,000+端末代金の残債=それなりの金額が翌月一気に請求されることになる。

また、元のキャリア(ドコモ、ソフトバンクモバイル、AU)によって、MNPや解約に際して、スペシャルルールが適用される場合もあるので要注意である。例えば、AUは解約月は毎月割や家族割が適用されないことになっているようだ。つまりその月に家族とたくさん会話していたら、料金は割引なし、一般のAU回線にかけた場合の料金が課されることになっている。大体30秒20円なので、毎日10分ほどしゃべったとすると、一日400円、一ヶ月12,000円である。単身赴任のご家庭などは注意が必要だ。

まあ、これは「イオンの格安スマホ」に限らず、キャリアを乗り換える、解約する場合には発生する出費なので、直接「イオンの格安スマホ」を導入する際のネガティブ用件にはならないけれど、お店の人はこのへんをあまり丁寧に説明をしてくれないケースがほとんどだと思う。

というわけで、「どうなん?イオン格安スマホ」の検討というよりは、その前段階のMNPについての検討になってしまったけれど、「格安」と言うからには安いよね〜と思っていると、翌月の請求で鼻血も出まへんわ!となること必死なのでまとめてみました。

実際に「イオン格安スマホ」の検証は、次のエントリーで。

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March 28, 2014

電子書籍、2冊目が出ました。

え〜もう3月ですねえ。あけましておめでとうございますのご挨拶もなく、家こもりの冬を越え、もう春になってしまいました。こないだ、2冊目がでました。写真集です。

写真集と言っても、カブの写真集。「スーパーカブのある毎日」というやつです。お得な101円。巻末に旅漫画もついてます。よかったらぜひ、お読みください。

これは以前家のプリンターで紙本を作ったことがあり、それの電子版。その紹介ムービーなんてものも作っていた。

…。4年くらい前の動画品質なので、ヒジョーに見づらい。Full HDの動画を撮り直そう。うむ。

そんな感じでどうにかやってます。

最近は「Ujパブリッシング」なる電子書籍専門出版社を立ち上げました。Facebookページはこちら。Facebookをやっていない方でも閲覧OKですので、ぜひぜひ。最新情報はこちらで発信しています。

これからもバイク関連本を中心に、よろず屋的に本を出して参りますので、何とぞよろしくです。


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December 06, 2013

祝!インタビューが掲載されました

Kindle本紹介サイトの大御所、「きんどるどうでしょう」さんの「KDP最前線」のコーナーにインタビューが掲載されました。四国の写真まで載せていただいて小躍りしております。 Yes! Yes!

【KDP最前線】バイク乗るなら四国をめぐれ!「2013年夏の四国 熱風海空野営もぐもぐ二輪旅」を執筆した上泉純さんにインタビュー→ http://kindou.info/22207.html

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いやー、「もぐもぐ二輪旅」みたいなニッチな読む人を選ぶ本がこんなメジャーどころで紹介されるとは、うれしいやらびっくりするやら。売り上げも、地味に毎日ちょっとづつ売れているようでありがたいことです。

あと、さっき気づいたんだけど、なんとカスタマーレビューを2件もいただいていてびっくり。しかも☆5つ。これはすごいことだ。そもそも、99円出してどこの馬のホネかも分からない作者の本を買い、読後にわざわざAmazonのサイトを開いて感想を書いて頂けるのだから。

世の中は小さくだけど変わりつつあることを実感する。「効率」「節約」「無難」「お得」そんなキーワードで娯楽すら取捨選択されることに苛立っていたけれど、チラ見して、買って、読んで頂けるフットワークの軽さを持った方もちゃんといて、モノを作る立場としては、勇気づけられる。あ、この「勇気づけられる」とか「元気をもらう」という表現は嫌いなんだけれど、敢えて今回は。

また、この「きんどるどうでしょう」は一人で運営をされているにも関わらず、すごく対応が早く的確で恐れ入ってしまった。1日5回の更新を続けておられ、Kindle本のアフィリエイト(サイトで紹介した本が売れると、何パーセントかキックバックが受け取れるしくみ)で、生計が成り立っているとのこと。(「Kindle本の紹介アフィだけでご飯を食べているわたしの12ヶ月間。この調子なら3年目には累計100万冊いきそう!」より)

インタビュー自体はテキストの設問にテキストで答えたのだけれど、私が回答を送った直後にサイトに上がっていた。このフットワークの軽さが魅力的なサイトを維持しているのだと感じた。フリーランスはこうでなければ。

私もいくつかの課題があって、それらをぼつぼつこなして行こうと思う。

・PCでも読める形式での販路を開拓
・こないだのエントリー「執筆」の続き「校正」を書く
・2作目を今年中にリリースする
・99円以上の値段の本を出すにはどうしたらいいかを考える

などなど。

やることてんこ盛りだ。

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November 19, 2013

実録!電子書籍を作ってみました その1・執筆

昨日Kindleで出版した拙著「2013年夏の四国 熱風海空野営もぐもぐ二輪旅」の制作工程を振り返ってみた。全般に思ったより簡単だったけれど、なんぎだった部分もそれなりにあった。まず、執筆の部分から。

◆まず、縦書きにするか横書きにするかを決める

これは書く前に決めておいたほうがいいと思った。というのは、どっちにするかで数字やローマ字の書き方が変わってくるのだ。縦書きなら漢数字(一、二、三、…〇)、横書きなら1、2、3、…0と執筆の段階から書いておくと後が楽になる。

また、縦書きの場合、ローマ字の書き方は「短いものなら全角、長いものなら半角」だと読みやすくなる。というのは、全角で入力すると、漢字やひらがなと同じ向きに表示され、半角で入力すると文字が横に寝る(時計回りに90度回転する)。例えば、「A型」であれば「A」は全角で、「Kindle Paperwhite」なら全て半角が読みやすいと思う。

というように、縦書きだと少々面倒が多い。そこで敢えて縦書きを選ぶ利点を挙げてみたい。
・本っぽい
・ページめくりが片手でできる

「本っぽい」というのは個人的な感じ方かもしれないけれど、ブンガクは縦書きである、と思っている。文庫本だってハードカバーだって縦書きが大半。プロの作家の方の電子書籍にしても、縦書きである。Kindleストア上では、スティーブン・キングや沢木耕太郎氏の著作の隣に自分の本が並ぶこともあるわけで、体裁だけでも「本らしく」ありたいものだと考えている。(これは表紙デザインにも言えることだけれど)

ページめくりが右手でできる、というのは、いろいろな電子書籍を読んできた上での経験則だ。スマホやKindle、Nexus 7で読む場合、右手でつかんで右手の親指でタップしてページを送ることになる。これが横書きだと画面の右側をタップ、縦書きだと画面の左側をタップすることになる。端末の横幅や指の長さにも依るけど、左側の方がタップしやすいような気がする。

ということでエッセイ、小説などの読み物なら原則縦書きがいいかなと思う。でも、パソコンのマニュアルや、英語の勉強の本なら、横書きの方が読みやすいと思う。リアルの本で同じような内容のものは縦書きなのか横書きなのかを思い起こし、それに倣えばいいのではないだろうか。

◆ひたすら最後まで振り返らずに書く

以上、縦書きか横書きかを決めたら、あとはひたすら書く。書いているときに曖昧な部分、拙著で言えば国道の番号、ICの名前、フェリーの時間、物の値段など、はとりあえず書いて、その部分に★などを入れておき、読み返すときにその部分を調べて修正し★を消す。そうすれば、「後で調べようと思ってたけど忘れた」を防ぐことができる。

また、モノの名前が揺れる場合があるが、その場合も無視してひたすら書く。揺れるというのは、同じモノを示すときに書き方が変わることだ。拙著の場合、バイクの後ろの両サイドに付ける箱のことを、「パニアケース」「サイドケース」「サイドボックス」などいろいろな言い方があって、そのときの気分で書いていた。しかし、これはバイク乗り同士ならどの書き方でも示すモノが何か分かるのだけれど、バイクのことを知らない人にとっては、揺れがあるとそのモノが何か伝わらなくなってしまう恐れがある。なので、統一する(揺れをなくす)必要があるけれど、「あれ、さっき何て書いたっけ?」と思い、読み返すと勢いが削がれてしまう。なので、揺れがあることを認識しつつも、とにかく書いて、後で直す方がいいように思う。

とにかく勢いで最初から最後まで書いてしまうのがオススメ。部屋の掃除と一緒で、途中で立ち止まっているとなかなか最後までたどり着かないし、体験記の場合、記憶が薄れてしまう。前述の揺れの統一などは、ツールを使えば簡単に修正できるので、校正作業で行えばよいと思う。

◆執筆ソフトはEvernoteがオススメ

これは個人的な感覚かもしれないけれど、執筆にはEvernoteが便利だと思った。私は仕事はWindows7のノートパソコン、遊びはMac Book Air、スマホはiPhone4とGalaxy Noteを使っている。執筆はそのための固まった時間があるわけではなく、昼休みやコーヒーを飲んでいるとき、また、庭の椅子や寝床でわーっと書く方法だった。

なので、全部のマシンにEvernoteをインストールし、そのとき手元にある端末で書いていた。書いたモノは全てオンラインで同期されているので、前書いたのと違うマシンで文書を開いてもすぐに続きから書き始めることができるのが便利だった。

また、無料のサービスなのに文中で右クリックすると全体の文字数が分かるので、どれくらい書いたかが分かりやすい。それも利点だと思う。

◆写真はInstagramが便利

これもまた個人的な感覚だけれど、写真はInstagramが使いやすいと思った。というのは、全部正方形になっているので、本文に挿入した際に体裁が揃いやすいからだ。また、Instagramにあげておけば、Downgramなどのサイトで、必要な写真のみをzipでダウンロードできるので管理がやりやすい。

ただ、このやり方で取得した写真は解像度が低いので、印刷用途には適さない。紙に印刷しての閲覧やリアル本としての出版を考えている場合は、解像度の高い写真を最初から用意しておく必要があると思う。

以上のことを考えながら、EvernoteとInstagramを使い、まずは最後まで書き上げた。「もぐもぐ二輪旅」は約18,000文字を延べ5-6時間、期間でいうと1週間ほどで書いたと思う。書き上げてから全体をコピーして、Wordの新規ファイルに貼り付けた。校正作業はMicrosoft Wordを使った。「その2」では私が行った具体的な校正作業について書いてみようと思う。

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November 18, 2013

電子書籍、はじめました

ネットの世界ではこの2,3年前から「電子書籍の時代だ!」「誰でも出版できる時代だ!」と、かけ声だけは威勢良く、ネットメディアが賑わっていた。私はそれを、「ふーん」という目で静かに見守っていた。パブーで1回お試しで出しただけで、なんとなくまだまだだな、と思ったのである。

まず、当時は読める端末がiPhoneくらいしかなかったし、縦書きができなかったので、「いかにも本」という感じで作りたかったのでその点で物足りなかった。

でも、今はKindleというアマゾン謹製の電子Bookリーダーも出たし、iPhoneだけでなく、アンドロイドのスマホや、タブレットも一般の人が使う時代になってきて、私も電子版が出ている本は電子版から買うようになった。

そこで、また書きたいという気持ちが盛り上がってきた。10時間くらいかけてポチポチとキーボードを叩き、18,000文字ほどを書き上げた。写真はInstagramから持ってきた。表紙は友人のデザイナーの方にお願いした。

それが、今日、無事Amazonから発売された。

Kindleを持っていなくても、iPhoneやアンドロイドのスマホ、タブレットに無料のKindleアプリをインストールして読むことができますので、是非、ご一読ください。

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September 16, 2013

和歌山・崎の湯、龍神、高野山ツーリング

会社員バイク乗り殺しの3週連続雨の週末が続き、この3連休も日、祝と台風の予報になっていた。なので、ここぞとばかりに土曜日は早起きをして、ふらっと和歌山に行ってきた。目的は白浜の崎の湯。

5時半に起床。ごはんを食べて、バイクを庭から出し、出発したのは7時ちょうど。今回のルートは阪神高速池田線、環状線、湾岸線経由で和歌山入り。田辺まで高速でそこから下道30分。200キロくらいを2時間半ほどの予定。ETC休日割引さまさまのブルジョワプランである。

だがしかし、環状に入った時点ですでに道が混んでいた。環状から湾岸へ向かう分岐で流れが完全に止まっている。まだ7時過ぎである。家でのんびりしておけばいいのにと、あんたはどうやねんというツッコミはおいといてクルマの列に毒づく。時速2キロペースにすでにココロが折れそうだった。

環状から湾岸に入ると、ビュンビュンに流れており、ヒャッハー!と流れに乗る。NC700Xだと湾岸線が怖くないのが嬉しい。あっというまに紀ノ川サービスエリアが見えてきた。特に休憩の必要性も感じなかったけど、まだ8時だし、と思い立ち寄った。それが驚くことにすごく混んでいた。

ゾンビのようにクルマとクルマの間からわらわらと人が出てくる。空いたロット目がけて前のクルマがバックで下がってくる。ここは無法地帯だ。とりあえずトイレに行って、そそくさと立ち去る。連休の初日はすごいってことがわかった。

その直後、広川ICより南は渋滞7キロという表示があった。確かに海南より南は片側1車線の区間が大半なので渋滞しやすいけど、朝っぱらからそれは自動車専用道として機能していないということではないのか。すでに渋滞にはうんざりしていたので、海南ICで下道に降りた。

国道42号線はとても空いていた。御坊市内と田辺市内はそれなりだったけれど、スムーズに走れた。10時半に崎の湯に到着。久しぶりに来た崎の湯は様子が少々変わっていた。料金が無料→300円と来て、今は400円。バイクは駐車場内のトイレの裏に置くことになっていた。クルマは2台だけでバイクが5-6台。こんな狭いところに入れたら出すとき面倒だなあと思いつつ入れた。

お金を払うとき、おばちゃんが「シャンプーと石けんは使えません」と言った。そもそも真水が出ないし、洗い場もないのに、なんでこんな事を言われるのかよく分からなかったけど。「持っていません」と答えた。まあ、タオルと小銭入れしか持ってなかったんだけど。

温泉内には但し書きがいっぱいあった。撮影禁止、飲食禁止、携帯電話の使用禁止、タオルを湯船に浸けるな、などなど。海が目の前のいい温泉は変わらず。浴槽が3つもあるのに、客は私ともう一人だけだった。温泉ブームのころは混み合っていたけど、今は300円くらいでスーパー温泉銭湯があるし、ロッカーもなく洗髪もできない温泉はマニアのものなのかもしれない。おかげでお湯を満喫することができた。

外に出てそばの岩で休憩。

ちょうど浴槽もこんな感じで目の前が海。海が荒れている日はザブザブと海水が浴槽に入ってくるワイルドなお湯なのだ。

持ってきたお茶を飲み一服。さてどこへ行こうか、何を食べようか考える。まだ11時前だ。このまま帰るのもナンだし、潮岬に行くのも蒸し暑いし、ということで山側に入ることにした。目指すは龍神スカイラインと高野山。標高1000メートルを超えるので、この蒸し蒸しした残暑から逃れられるだろう。

食事はどっかで何かを買って、涼しいところで食べることにした。白浜は観光地なので、美味しい物があるけど高い。ということで、一人だとこのパターンが多い。国道に戻る途中にあるスーパー、Vショップでサンマ寿司とお茶を購入。

国道311号線で中辺路方面を目指す。途中、川沿いにあった道の駅ふるさとセンター大塔でお昼休憩にした。川を見下ろす土手の上でサンマ寿司を食べる。

このサンマ寿司がなかなかよかった。サンマは肉厚で酢じめの具合も締まりすぎてなくていい。わさびの代わりに柚子胡椒を使っている。千切りの生姜も入っていて美味しい。これで350円はなかなか。のんびりと川面を渡る風に吹かれながら堪能した。

ここからは走るモード。国道311号線から県道198号に入る。県道といっても最近作りなおしたようで、国道より快適なくらいだ。交通量も皆無。気持ちよく飛ばす。いったん国道425号線に合流してから、国道371号線へ。ここからが龍神街道の始まり。龍神温泉を越えると龍神スカイラインのはじまり。

これはなかなか大型バイクには楽しい道だった。幅も広いし、コーナーのアールがほどよいので、開けるところがちゃんとある。正直カブ90だと登りでどんどん失速していっていたのだけれど、NC700Xなら楽しいと言えた。

標高をぐんぐん上げて1,282mに達したところにごまさんスカイタワーがある。ちょっと休憩。いつもながらにバイクが多い。とても涼しく気持ちがよかった。おみやげ屋さんで手作り甘味を売っていたので、柚子水ようかん(150円)を買う。これがまた美味しかった。

柚子のつぶつぶが入ったゼリーと甘さ控えめこしあんの水ようかんが2層になっている。これがひんやりとのどごしがよい。青梅ゼリーと完熟梅ゼリーも美味しそうだったので、次また食べよう。

もぐもぐと水ようかんを食べていると、どんどんバイク乗りが増えてきた。みんなマスツーリングで大型バイクばかりなので、なんとなく逃げるように出発。特に理由はなく何となくだけれど。高野山まで気持ちよく走る。途中、青いインプレッサSTiが豪快にスクラップになっていた。下りのコーナーでオーバースピードでガードレールに突っ込んだのだろう。すでに警察が来ていた。いやはや。

高野山では最近できたファミマに寄る。瓦屋根がいいかんじだ。ここで和歌山名物のグリーンソフト(170円)を食べる。

このグリーンソフトは今時の濃厚なソフトクリームとは違い、あっさりとした甘さとお茶の風味で、食後に甘さが口に残らない。高野山は少々蒸し暑かったのでいいかんじだ。パッケージも昭和っぽくていい。

ここで、ここからどうやって帰るか考えた。普通に考えれば、山を下りて和歌山ICから高速だろう。しかし、どうせ混んでるし、まだもうちょっと走りたい気がするので、山を下りて、犬鳴峠から大阪に抜けることにした。ヨシと下界に降りる。途中、いいペースで走っているCB1300SBがいたので、着いていったけれど、信号待ちでよく見たら1300ではなく、400だった。まあ、私の走りでは、1300にはついて行けないだろうから、当たり前といえば当たり前か。

国道24号線との分岐でそのCB400SBとは別れ、西へ進む。するとセブンイレブンがあったので休憩。

セブンカフェでアイスコーヒーブレイクだ。それとお金を下ろす。実は、崎の湯でお金を払うときに気がついたのだけれど、お札が千円札1枚しかなかったのだ。幸い、オバハンの性というか、小銭入れがパンパンでざっとみたところ、900円くらいはありそうだったので、そのままここまで来たのだ。高速はETCだし、ガソリンはカードで入れるし、小銭で何とかなるのがソロツーのいいところのような気がする。

お金を下ろし、アイスコーヒーごくごく。まだまだ蒸し暑いのでとても美味しかった。これが100円で飲めるのだから、セブンイレブンさまさまだ。

冷たいコーヒーで生き返って、また走り出す。流れの悪い国道24号線は早々に逃げて広域農道へ。そこから犬鳴峠に入った。いい感じに走る。泉佐野のあたりでちょっと迷ったけど、湾岸線を北へ走る。ぼちぼち夕暮れの時間だ。私はETCをオンにして、高速に乗った。夕暮れの中の工場群を見たかったのだ。

6時10分頃、圧倒的な夕焼けの中に工場群がにょきにょきと映えている。そこに点くあかりの一つ一つが、蜻蛉ののたまごのように小さく丸いあかりなのだ。この景色を写真に撮りたいと思ったけれど、ここで停車するわけに行かないので記憶に留めて走った。夕暮れ時に合わせて工場地帯を走るのはいいなあと思った。

そこからはお決まりの渋滞だ。まず、環状線に合流するのに渋滞、空港線に合流するのに渋滞。高速に乗っていた時間は1時間ほどだったけど、ここが一番疲れた。

こうしてNC700Xでの初めての和歌山ツーリングは無事終了。走行距離は500kmくらい。約12時間。燃費は相変わらずのリッター37。カッパや水筒、タオル、食料などは全部メットインスペースに。

夕立ちを恐れてデジタル一眼レフカメラを持って行かなかったのが悔いの残るところ。iPhoneの写真はその場で見るときれいだけれど、パソコンでよく見ると全体に荒いというか、解像感に欠けるというか、不満の残る仕上がりなのだ。これからはiPhoneで撮るときは同時にK-30でも撮るようにしようと思う。

さて、来週も三連休。こんどはどこに行こうか。

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